
Lanikai Blue | この作品との出会い...
— こんな朝に、出会えるなんて
ラニカイは、僕にとって特別な場所だった。
ハワイに暮らしていた頃、何度も何度も足を運んだ。
朝日が昇る前から、車を走らせ、
カメラを持たず、ただ海を眺めにきたこともあった。
いつもは観光客やローカルでにぎわうこのビーチで、
あの日だけは、不思議なくらい誰の姿もなかった。
風が止まり、波もやさしく、空にはゆっくり雲が流れていた。
目の前に広がるのは、いつもの風景。
でも、その朝はまるで世界の音が消えたみたいに静かで、
時間だけがゆっくりと流れていた。
「平和って、こういうことかもしれない」
そんなことを思った。
何かを訴えるわけでもなく、誰かを感動させたいわけでもなく、
ただ、美しかった。
ただ、そのままで完璧だった。
この作品は、そんな朝の記憶です。
ご自宅や大切な方への贈り物に。
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Atsushi Sugimoto